377 シェルサービスステーションは、1978年にリリースされたレゴ®街シリーズの製品である。
製品説明[]
建物、乗用車、ミニフィグ2体からなる179ピースのセットである。
ミニフィグが付属する「街シリーズ」として初代のガソリンスタンドセットである。1966年から続くオランダの石油会社「シェル」とのパートナーシップ契約により発売された。アメリカではエクソンとパートナーシップ契約を結んでいたため発売されず、6375 エクソンガスステーションが相当セットとなる(車両がミニフィグ対応になるなど内容は異なる)。
建物[]
32x32サイズの直線道路(302/553 ロードプレート(直線)と同一)をまたぐ形で、片側にガソリンスタンド店舗と給油ポンプ2基、反対側に給油ポンプ2基とタイヤ整備機材が配置されている。店舗内にはレジカウンターがある。同年に発売されたヒンジタイプの374や376とは異なり、街シリーズの建物で標準となる背面が開いた構成が採用された。
シェルのブランドカラーである白・赤・黄色のストライプは薄板ブロックを重ねる形で再現されている。
後年にはシェルロゴをプリントした部品が多数登場しているが、本セットではすべてステッカーで装飾されている。屋根上の大型看板を含め、複数パーツにまたがるステッカーは最小限に抑えられ、解体を大きく妨げるものはない。
給油ポンプは601 給油ポンプと同様の構造になっており、先端にノズルはなく紐状のホースのみである。
車両[]
赤色の乗用車が1台含まれているが、ミニフィグが乗車できる構造ではない。
ルーフの上にキャリアが装着されており小物を積載している。
ミニフィグ[]
ミニフィグはガソリンスタンドのスタッフとして2体入っている。
服は後年のセットとは異なりシェルロゴがプリントされていない白色無地で、赤色のベレー帽をかぶった男性と、お下げ髪の女性が1人ずつである。
工具など手に持つタイプのアクセサリーは入っていない。
ギャラリー[]
関連製品[]
同時期・同サブテーマのセット[]
時系列[]
ガソリンスタンドは2000年代後半まで数年のサイクルで発売されていた。いったん単体セットとしては姿を消したが、2016年に新たなセットが発売された。1992年より、シェルから架空の石油会社「オクタン」に切り替わっている。
- 6375 エクソンガスステーション (1980) - エクソン初代(アメリカのみで発売)。267ピース。乗用車2台、ミニフィグ3体。車両もミニフィグ対応になった。
- 6371 シェルサービスステーション (1983) - シェル2代目、261ピース。レッカー車、乗用車、オートバイ、ミニフィグ3体
- 6378 ガソリンスタンド (1986) - シェル3代目、291ピース。レッカー車、ミニフィグ2体
- 6397/6472 ガソリンスタンド (1992) - オクタン初代、470ピース。レッカー車、乗用車、ミニフィグ3体
- 6562 ガソリンスタンド (1995) - オクタン2代目、221ピース。タンクローリー、レッカー車、ミニフィグ3体
- 6548 ガソリンスタンド (1997) - オクタン3代目、120ピース。低年齢向けに作り込みよりも組み立てやすさを重視。レッカー車、乗用車、ミニフィグ3体。
- 1256 シェルガソリンスタンド (1999) - シェル4代目、144ピースのプロモーションセット。乗用車、トライク、ミニフィグ2体
- 7993 ガソリンスタンド (2007) - オクタン4代目、402ピース。作り込み重視に回帰しセット大型化。乗用車、ミニフィグ3体
- 60132 ガソリンスタンド (2016) - オクタン5代目、515ピース。ガソリンスタンドのセットが9年ぶりに復活。レッカー車、ロードスイーパー、乗用車、自転車、ミニフィグ4体
- 60257 ガソリンスタンド (2020) - オクタン6代目、354ピース。乗用車、キャンピングカー、ミニフィグ4体